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新しい時代

  • 執筆者の写真: ひろえあきこ
    ひろえあきこ
  • 2020年8月26日
  • 読了時間: 5分

今日、運転中に前の車に貼ってあるステッカー

「県内在住です。」

に、目が釘付けになってしまった。

噂では聞いていたけれど、実物を見るのは初めてだったから。

関東地方のナンバープレートのその車。

このステッカーを貼っておかないと、色々と嫌がらせなどの恐れがあるからということ。「県内在住です。だから、別の地域からコロナを連れてきたわけではありません。危害を加えないでください。」というステッカーだ。

貼っておかないと、帰れだの、なんでここにいるのだだのと中傷ビラを貼られたり、

ひどいと、傷をつけられたり、家に卵が投げつけられたりするらしい。

その予防のため、車には、ステッカーが必要だったのだ。


傷をつける人も、つけられる人もどちらにも

不安と、恐れが根底にあって、

それは、結局、色々わからない事が多すぎたり、安心できる政策が実感できなかったり。


とどのつまりは、みんな、おびえきっている。


新しい生活様式とは言うけれど、コロナ禍のおかげで一番問題なのは、

人の心疲弊しきっていることなんじゃないのかな。

マスクひとつも、なんか自由を奪われたような納得できない感が満載で、

生の出会いがタブーとされ、集まってるとなんか悪い事してるみたいな感じ。

それでいて、経済の事を考えると休んでもいられない。

GOなの? Stayなの? ワンコじゃないんだから。


病気なんて、だれでもかかるときはかかるものだ。

病気の患者さんが悪いわけではない。病そのものと、その対処方法が今問題なのでは?



この夏、私は癌の告知を受け、すぐに手術になった。

ステージは1の見立てだったけれど、場所的に転移の心配もあったし、その場合は、程度によらず化学療法が待ってる事も覚悟したし、検査で見つかった次の瞬間から、私の世界はすごいスピードで変わっていった。春のコロナ騒動で世の中が一変したショックが、個人的にもう一回やってきたような大きな変化だった。


今、見つけられて良かったのだと言い聞かせながら、ひたすら神さまに祈るけれど、

不安や恐れが押し寄せる時もあって、自分の信仰のちっぽけさと、傲慢さに唖然とした。


正直、世界的パンデミックコロナ禍もぶっ飛ぶ勢いで、

自分の病と向き合い、倒れそうな心を支えてくれたのは、


本心から私を案じてくれる人たちの、暖かい心と愛情だった。


必要があって事の次第を伝えた人たちや、ひょんなことから病気を打ち明けた人まで、

多くの友人が時間を割いて祈ってくださった。


入院中毎日毎日、一言メッセージを送ってくれた人、

励ましの連絡をくれる人、

本気で、毎日時間を割いて、祈ってくださっていた人たち、

急いで、友人知人のメッセージを集めて励ましのビデオを作って送ってくれた人、

それに参加してくれた人たち、ラインのおしゃべりの相手をずっとしてくれた人、

いつも心に想い続けてくださっていた人、、、


そんな人たちの優しさという愛情が、ダイレクトに心に入ってくるのがわかって

あんなに怖かった手術の日、私は信じられないくらい落ち着いて、

自分の命を、神さまに丸投げすることができた。

麻酔で眠る前の瞬間に、神さま、どうなっても私をお任せします、捧げますと祈れた。


因みに、手術後は、身体の痛みや、麻酔薬のせいでしばらく肺が思うように動かず、いつも息苦しく、ほかにも話で聞く以上の困難が多々あることを知って

今まで自分がどれだけ無知で、わかってない人だったかをまた、思い知ることとなった。


聖書では、神は、愛なり。とある。つまり、

愛とは、神さまのことなのだ。

今回の病で、私はたくさんの人を通して愛なる神さまというものを

目で見て、実感することができた。


また、愛とは行動を伴うものであるとも、聖書に書いてある。

心で想うことはとても尊いが、何かのアクションを起こすことはさらに大切だと知った。色々気をまわしたりして消極的になりがちな自分だけれど、

行動することで伝わることがあり、それがとても大切なことなんだとも。


結果、祈りは最初の見立てという現実をひっくり返し、40ミリという腫瘍のサイズの割には、根が浅く転移はなく、その心配もほぼ無いに等しいこととなり、今後のフォローも必要なしとなった。もちろん、化学療法もない。早期発見でよかったね、で終わったのだ。


神さまが目的をもって、私に人生を与えてくださったのだと感じた。

元の人生に戻るのではなく、一歩前に。新しく生きなおす時間をくださった。


今まで積み重ねて来たものもいろいろあるし、

好きなことや大切なものもたくさんあるけれど、

いったん静まって、真っ白になって。

神さまが私になぜ時間をくれたのか、今はそれが知りたい。

神さまが御心にかなって、志を与えてくださるとあるのなら、

その確信が固まったとき、私は動き出せるのだと思う。


きっとそれが、”私の” 新しい時代の幕開けとなるのだろう。


新しい時代、新しい生活様式、

恐れや不安がベースになってはいけない。

マスコミに煽られ、脅し、脅されが根底にあるような思考はもう捨てていい。


沢山の人たちが私に届けてくれた愛は、

ドクターから示されたあらゆるリスクの可能性で、

不安と恐怖で思考停止だった私の心に、


安心と、解放をもたらしてくれた。

笑うことを思い出させてくれた。

泣くことを、思い出させてくれた。


ウイルスは、もうなくならない。

そのうえで、

県内在住です。ステッカーなんて物がいらなくなる世界になることを

祈らずにはいられない。


愛は、すべての罪を覆うと聖書にある。


愛は、この世で最強なんだ。

























 
 
 

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